「横道世之介」でもタッグを组んだ冲田と前田司郎が脚本を手がけた本作は、さかなクンの自叙伝をフィクションも织り交ぜながら大胆にアレンジした作品。主人公はのん演じる寝ても覚めても鱼のことばかり考えている“ミー坊”だ。鱼を毎日见つめ、描いて、食べるミー坊を心配する父亲とは対照的に、母亲はミー坊を温かく见守り、背中を押し続ける。高校生になっても変わらず鱼に梦中だが、町の不良ともなぜか仲良く、まるで何かの主人公のようにいつの间にか中心にいるミー坊。やがて1人暮らしを始めたミー坊は、思いがけない出会いや再会の中で、たくさんの人に爱されながら、自分が进むことのできるただ1つの道にまっすぐ飞び込んで行く。